レーザクラッディング

レーザクラッディングとは?

林電化工業では、最先端のレーザクラッディング技術を活用し、高耐摩耗性・耐腐食性・耐熱性を備えた製品を提供しています。

レーザクラッディングとは、高出力レーザーを使用して金属粉末や合金粉末を母材表面に溶融・凝固させ、強固な被覆層(クラッド層)を形成する表面改質技術です。この加工により、母材の特性を維持しながら、表面に求められる性能を大幅に向上させることが可能です。

近年では、レーザー装置の高出力化により、加工スピードが飛躍的に向上しています。これにより、従来よりも短時間で広範囲にわたる加工が可能となり、生産効率の大幅な向上を実現しています。また、熱影響が少ないため母材の歪みを最小限に抑えることができ、精密な形状や複雑な部位への加工も可能です。

さらに、摩耗や腐食に強い特殊合金や硬質材料を使用することで、部品の耐久性や寿命を飛躍的に向上させることができます。

林電化工業では、レーザクラッディングを用いた耐摩耗鋼板「HARDOX」製品や、ステライト溶接肉盛との組み合わせ加工にも対応しており、過酷な使用環境においても優れた性能を発揮します。これにより、設備の長寿命化やメンテナンスコストの削減が可能となります。

林電化工業は、長年培ってきた精密機械加工技術とレーザクラッディング技術を融合させることで、さらなる品質向上とお客様の多様なニーズに応えることができます。

レーザクラッディング「イメージ画像」

レーザクラッディングのメリット

レーザクラッディング「装置」
1. 高精度なコーティングが可能

レーザライン社製の高出力レーザクラッディング装置により、均一で高密度なクラッディング層を形成します。これにより、精密機械部品への繊細な加工や、複雑な形状への対応が可能です。

2.優れた耐摩耗性・耐食性

ヘガネスジャパン社製のレーザクラッディング専用パウダーを使用することで、耐摩耗性や耐食性に優れたコーティングを実現。過酷な環境下でも部品の寿命を大幅に延ばします。

3. 低歪みで高い接合強度

レーザーの局所的な加熱により、熱影響範囲を最小限に抑えることが可能。これにより、母材へのダメージや歪みが少なく、高い接合強度を維持します。

レーザクラッディングの技術情報

装置

ロボット、ポジショナー+発振器+光学系+パウダー供給器+チラー

装置構成

  • 6軸多関節ロボット/MOTOMAN-GP25
  • 2軸傾斜ポジショナ/MOTOPOS-D250
  • ファイバ付半導体レーザモジュール/LDM6000-100
  • クラッディングノズル/COAXB
  • パウダー供給装置2系統供給タイプ(GTV)
  • レーザ発振器用循環式水冷却装置
  • 光学系用循蝶式水冷却装置
レーザクラッディングの技術情報「装置」
原理

レーザーによって加工対象物表面に溶融池を作り、同時にコーティング材料(粉末)を送り、レーザーによって一緒に溶融させます。加工時間は短く、わずかな変形の原因にしかならず、迅速に冷却工程が完了します。様々な材質で高品質なコーティングを施工できる最新の技術です。

レーザクラッディングの技術情報「原理」
特徴
  • 肉盛厚さをコントロールできる
  • 滑らかな表面の溶接ビードを形成できる
  • 熱ひずみが小さい
  • 母材との希釈率が低い
レーザクラッディングの技術情報「特徴」

レーザクラッディング製品事例

レーザクラッディング製品事例01

ROCKIT401をレーザクラッディングで施工。
上)レーザークラッディング
下)レーザークラッディング後に仕上げ加工(旋盤、研磨、バフ) 膜厚:1.0㎜

レーザクラッディング製品事例02

SUS304母材にステライトNo.6を2mm厚でレーザクラッディング施工しています。
ステライト溶接肉盛では、標準的な仕様です。
カット部では欠陥のない良好な溶接肉盛層が確認できます。

レーザクラッディング製品事例03

SUS304母材にステライトNo.6をレーザクラッディング施工しています。
溶接ロボットによる連続した溶接ビードをご確認ください。

Rockit(ロキット)

環境と性能を両立する、次世代の表面処理技術
― Rockit401によるレーザクラッディング

炭鉱で使用されるルーフサポートシリンダーをはじめ、油圧シリンダーには滑らかで高耐久な表面処理が不可欠です。従来は硬質クロムメッキが一般的でしたが、近年では六価クロムの使用規制が強化され、環境対応と性能の両立が業界全体の課題となっています。

林電化工業では、その解決策としてRockit401を用いたレーザクラッディング技術を積極的に導入・提案しています。Rockit401は、優れた耐摩耗性と耐食性を兼ね備えた合金で、レーザクラッディングにより55~58HRCという高硬度な表面を実現します。

この技術は、従来の硬質クロムメッキと比較して金属組織的にも優位性があり、耐用年数の延長によって保守コストやライフサイクルコストの削減にもつながります。

環境負荷の低減と製品性能の向上を両立する次世代の表面処理技術として、Rockit401は多くのお客様から高い評価をいただいています。

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