レーザクラッディング(Rockit® 401)

ヘガネス社製 Rockit® 401 × レーザ技術

材料と工法の特長

スウェーデン・ヘガネス社製「Rockit® 401」

硬質クロムめっき代替を目的に開発された、世界基準のマルテンサイト系ステンレス粉末
高いクロム(Cr 18%)含有量により、極めて優れた耐食性を保持。
レーザクラッディングの急熱、急冷による焼入れ効果で優れた耐摩耗性を実現。

【工程革新】コーティングと焼入れの1プロセス完結

レーザクラッディングはコーティングと焼入が1プロセスで完了します。
施工後の別途熱処理(焼入れ工程)が不要となり、後工程の短縮・工期削減・トータルコストカットに大きく貢献します。

HCrめっき(硬質クロムめっき)の「錆」課題と解決策

HCrめっきが抱える「錆・腐食」の弱点

硬質クロムめっき皮膜には構造上、微細なクラック(割れ)やピンホール(気孔)が存在します。

屋外露出や過酷な環境下で水分・腐食性物質が内部へ侵入し、素地に達することで内部から赤錆が発生。皮膜の膨れや剥離を引き起こします。
 

レーザクラッディング × Rockit® 401 による解決

マルテンサイト系ステンレス粉末をレーザ熔融させることで、気孔・微細孔のない高密度で緻密なコーティングを形成。

基材と強力な冶金的結合を形成するため、水分や腐食因子の浸入経路をシャットアウトし、錆の発生を根本から防ぎます。

技術スペック・性能検証データ

耐食・耐摩耗性能
耐食性(塩水噴霧試験 ISO 9227 NSS5,000時間以上(赤錆発生なし・表面の輝きを完全保持)
耐摩耗性 (ASTM G65-Method E)60 – 65 mm³
被膜硬度(施工のまま/As-clad)55 – 58 HRC(※急熱急冷による自硬化効果)
標準化学成分 (%)
FeBal.
C0.15
Cr18.0
Mo 0.5
Ni2.5
その他< 3.0

HCrめっきvsレーザクラッディング+Rockit® 401
徹底比較

評価項目Hcr(硬質クロム)めっきRockit® 401(レーザクラッディング)
材料系クロムめっき膜マルテンサイト系ステンレス(ヘガネス社製)
焼入れ・工程めっき前の下地に別工程で熱処理や管理が必要な場合あり急熱・急冷によりコーティングと焼入れが1プロセスで完了
錆・微細孔微細クラックが存在(錆・腐食の原因)緻密・無孔質(水分・腐食因子の侵入を完全阻止)
耐塩水・防錆性短時間で内部腐食・赤錆リスクあり5,000時間超(塩水噴霧試験で赤錆なし)
密着性・結合物理的密着(アンカー効果)強力な冶金的結合(剥離リスクを激減)
環境適応六価クロム規制リスク環境適合・クリーンなプロセス

錆対策・短工期化が求められる主な用途

屋外・鉱山用油圧機器
雨水や泥水に晒されるルーフサポートシリンダー・ピストンロッド

建設機械・港湾設備
塩害環境下で使用され、高硬度と防錆が同時に求められる部材

プラント・産業用機械パーツ
熱処理工程を省いて短納期で高硬度・耐食性を付与したいシャフトや各種シリンダー

Hcrめっきの錆問題や、
熱処理を含めた施工工程の短縮でお困りではありませんか?

林電化工業では、スウェーデン・ヘガネス社製Rockit® 401を用いた
レーザクラッディングの試作・サンプル施工を承っております。

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